小豆島リピーターのふたり組
👩先月は武庫川女子大学の四回生が、卒業研究のために来島されました。ふたりは二年前に小豆島をフィールドにした授業を履修したのがきっかけで、小豆島について卒業論文を書きたいと来てくれました。二年前の授業といっても、その時にはコロナ禍の行動制限真最中で、みなさん小豆島に来ることはできず、小豆島でさまざまな取り組みをしている人たちへのインタビューはオンラインだったのです。
👫それにもかかわらず、その後も小豆島への興味を失うことなく、むしろより深く探求してみたいと島へ来てくれたのですから、嬉しいですネふたりが選んだテーマは、「耕作放棄地の実態と新規就農者の取り組み」「土庄町ふるさと納税の利用者・事業者の実態」。いずれも町の今後を考える上で、とても大事なテーマです。
荒れ地になるのを防ぐには?新規就農者はどんな人?
耕作放棄地・新規就農者をテーマにしている福岡さんは、6月中に計10日ほど土庄町に滞在して、肥土山集落を中心に耕作放棄地が実際どれくらいあり、どのような対策がなされているのか、耕作放棄地を農地として蘇らせている新規就農者はどんな人なのか?関係者の方々にヒアリング調査を行いました。
肥土山では農業委員として耕作放棄地調査をされている三村さんにお話を伺い、「耕作放棄地」の一画をミカン畑として蘇らせたという文次郎農園の太田さんの畑を見に行きました。その後、どんな新規就農者支援策があるのか聞くために、小豆農業改良普及センターとJAへ行き、役場では耕作放棄地を減らすために農地の貸し借りの仲介をしている農地中間管理機構(農地集積バンク)の浜さんへもヒアリング。荒れ地を農地に変えるには何年、何十年というスパンを視野に入れた粘り強い取り組みが必要なのだということを学びました
さらに、新規就農者にもお話を聞きたいと、ジャングルの開墾に果敢に挑み果樹栽培を手掛けている山本さん、香川本土での修行を終えてこれから醤(ひしお)トマトの栽培に取り組む鹿嶋さんにもインタビュー。鹿嶋さんの調査の時には、文次郎農園の太田さんも合流してくださるというサプライズも肥土山に住むふたりが互いに刺激を与えあい、励まし合いながら農業・食を通じて島を盛り上げようとしていることが良く分かり、胸が熱くなりました。
鹿嶋さんの農園のInstagramはこちら @shikamaru_farm
太田さんの農園のInstagramはこちら @bunjirofarm
土庄町ふるさと納税の魅力とは?
ふるさと納税をテーマに選んだ光畑さんは、2020~2022年(令和2~4)までの間に土庄町ふるさと納税を利用して下さった方々にアンケートを送ることに。その数なんと28,800通!利用者の方々がなぜ土庄町のふるさと納税を選んだのか、どんな品物が人気なのか?利用満足度は?改善点は?などに答えていただきます。
もう一度調査に来る時には、ふるさと納税に出品してくださっている事業者にもヒアリングをするそう。ここ数年、利用者がぐんぐん伸びているふるさと納税は土庄町にとってとても大事な財源。光畑さんの卒論研究を参考にさせてもらいながら、運用改善のために活かしていきたいです。
調査はまだまだ続きます。
トーイも密かにふたりを応援しています