先々週末の10~11日、香川大学の瀬戸内活性化プロジェクトという授業を履修している8名の学生さん & 神田先生が来島されました経済学部・農学部・創造工学部・医学部と専攻はさまざまですが、みんな初々しい一回生です
歩いて楽しいまちづくりのために…
さて、みなさんのミッションは「土庄港~エンジェルロード・迷路のまち一帯を、歩いて楽しいエリアにするにはどんな工夫が必要か?」を考えること。この一年間の間に何回か小豆島に来て調査を重ね、年明けくらいに提案をまとめてくれる予定になっています。
とはいえ、「そもそも小豆島に来たことがない!」という学生がほとんどだったので、一日目は小豆島の代表的な観光地を見学しました。若者の心を掴むべく、最初に案内したのはエンジェルロード幸せの鐘見て恋するソフト食べて、占いして、カッコいい先輩の話でキャピキャピ…こんなにエンジェルロードで盛り上がれるんだ~とばあやは目から鱗でした
その後は富丘八幡~オリーブ公園~四方指。ずっとお天気が悪かったのに、四方指なんて雲の上だったのに、逆にそれがいい!こんな所に住みたい!とみんな楽しんでくれました。最近は、あえて離島に下宿しながら(離島に実家があるわけではない)、フェリーで香川大学に通っている学生もいるとのこと。それはすごく面白いな~!と思いました。やろうと思えば、小豆島・豊島や他の離島から高松の大学に通うことってできますもんね
土庄町から迷路のまちへ
二日目は自分たちが観光客になったつもりで、ミッション対象地である土庄港~エンジェルロード・迷路のまちを実際に歩いてみることにしました。土庄港で岡山・高松から降りて来る人の人数や車を数え、どこに向かおうとしているのかを観察した後、車道から外れて海際の脇道を通って迷路の町へ。ちょっと脇道に入るだけで、いつもと異なる風景が見られ、またも目から鱗でした。
迷路のまちでは、ボランティアガイドであり元町役場職員でもある南堀さんが、旧土庄町役場から西光寺、尾崎放哉記念館までにある見どころを解説してくださいました。西光寺近くの塀には、小豆島の花崗岩や豊島石だけではなく、町の人が何かに使おうと大事にとっておいた瓦なんかも埋め込んであることなど、初めて知りました。よく見たら確かに…だからあの味わい深さがあるんだと納得でした。
岡田長栄堂さんの大判焼をいただいたり、新しくできたジェラート屋サンカンシオンさんでひと休みしたり。歩くスピードならではの発見があり、おしゃべりの楽しみがあり私自身も元気になるフィールドワークでした。どんな提案をしてくれるのか、今後が楽しみです