関東の大学生、地場産業を学ぶの巻🚩 

(後半は小豆島ファミリーヒストリー!)

👴👵👶

こんにちは!土庄町地域おこし協力隊(域学連携担当)の森です。先日から3泊4日、埼玉にある立正大学の学生14名が来島されました。
埼玉や千葉、新潟、大分、中国出身の地理学専攻、貝沼ゼミ3回生のみなさん🧑‍🎓小豆島ははじめて!という学生ばかり。
今回のフィールドワークは次のように進めました。後半はある学生のファミリーヒストリーを辿るドラマチックな旅へと急展開でした🚘

DAY1🍁チャーターバスで島一周🚌

初日はみんなで行動する唯一の日。ということで14時に土庄港を出発し、小豆島のダイナミックな地形と地質的な多様さを体感してもらおうと、島の内陸から北東部にかけてのエリアをご案内しました。

肥土山農村歌舞伎舞台と桟敷、周囲に広がる美しい里山風景画を見学しながら蛙子池誕生の物語を解説。その後銚子渓から四方指、四望眺、空の玉を巡りながら、花崗岩基盤の上に火山角礫岩、安山岩が乗っかった小豆島の地質的特徴とその誕生の経緯を。見る位置によって多様な表情を見せる山々、多島美に歓声があがりました😆

四方指では三角点に注目👆

全国にあって、その9割を小豆島で生産したものってなーんだ?とクイズ形式にしたら、さすが地理学の学徒。何度かやりとりの後に大正解🙆‍♀️
気分はブラタモリ、ならぬブラモリ😎
その後大部に下って灘山、天狗岩丁場へ。近代以降にダイナマイトや重機によって開かれた大規模採石現場の姿と、江戸期に石工たちの手によって開かれた石丁場の静寂。両方に身を置くことで、石の島小豆島の奥深さを感じてもらえたかなぁ、と

DAY2🍁グループに分かれてインタビュー!

2日目は移住・生活グループ、地場産業グループ、観光グループに分かれて行動。移住者はどんな暮らしをしているの?地場産業の現在は?町の観光施策はどうなっているの?などたくさんの問いを持ってきてくれました。

私が同行したのは、地場産業グループ

最初に訪ねたのは、四海漁業協同組合。町に5つある漁協のうち唯一島鱧のブランド化に取り組んでいるということで、島鱧の水槽や加工場を案内していただきました🐟
1人、島鱧にすごく興味がある学生がいて、漁協の須波さんを質問攻めに✋
運良く主な消費地である京都に向かう水槽付きトラックも見せてもらえてラッキー😆島鱧の質を高く保つためにどんな工夫がされているのか、よく分かりました。

次に向かったのは美味しい佃煮を作られている小豆島食品。「ご飯持っておいで〜」と言っていただいていたのでみんな行く前からワクワク😆ちょうど昆布カラシが炊き上がる時間で、到着するとお醤油の美味しい香りが…。
さっそくお話を伺いながら、お鍋をかき混ぜるのを体験させていただきましたが、重くて全然うまくいきませんでした。久留島さんはヒョイヒョイかき混ぜるのに!そしていただいた出来立てあったか佃煮の美味しいこと🥰🍚


余分なものを入れず、ヤマロクさんの木桶醤油を使ったこだわりの味に感動して、みんなたくさんお土産買っていました。お話を聞いているあいだにも次々お客さんが来られ、交わされる会話から、愛されているお店なんだなぁと実感しました。

最後に向かったのは四海地区の伊喜末。小豆島オリーブ100%のオリーブパウダー&ペーストを開発された吉井さんと、吉井さんにオリーブを提供している井藤さんに、オリーブ畑を見せていただきながらお話を伺いました。
吉井さんによれば、小豆島・豊島のオリーブ産業がこれからも発展していくには、オイル一辺倒ではダメ、と。海外産の安いオイルとは異なるフレッシュで高品質、高価格なオイルを柱としつつも、それを側面から支える何かが必要だ、ということで、オリーブ本来の美しいグリーンと風味を活かせるパウダーとペーストを開発した経緯をお話してくださいました🧑‍🌾 試作品のオリーブガナッシュ入りチョコレートをいただきましたが、オリーブのほのかな風味とカカオの苦味、レモンのアクセントが効いてて美味でした🍋

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ところで、最初に書いた小豆島ファミリーヒストリーの件

今回一緒に回ったメンバーの中には、ひいおじいさん(おばあさんのお父さん)が小豆島出身という学生が1人いたのです。ランチの時に、池田の保安寺にお墓があるとボソリ。なら、通り道だから行ってみよー!
ってことになり保安寺に。そうしたらなんと住職がひいおじいさんを覚えておられ、奥の院佛谷山にひいおじいさんの名前を掘った石碑があると言われるではないですか!なんでも奥の院の再建の際に尽力されたとか。なら、行くっきゃない!と佛谷山へ。
ほんとに大きな石碑があって感動。ひいおじいさんが眠る麓のお墓も探し、夕陽がしずむ時間にワンカップお供えしてナムナム。
ご挨拶できて良かったね。
きっとひいおじいさん、これからあなたのことも、一緒に来た友達のことも、ここから見守ってくれるよ🌝と感慨深い旅の終わりなのでした。

チャンチャン

森 亜紀子

森 亜紀子

土庄町地域おこし協力隊 域学連携担当

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